ゴールデン・ウィーク
この前の日曜、あまりにも天気がいいので、電車で行くところを急遽車に変更~!
ゴールデン・ウィーク2日目の朝、大阪に向かう道はガラガラで、心地よいドライブとなりました。
あの時までは。
阪奈道路に入り、緑の間から吹く爽やかな風に、幸せ~~と、機嫌良くしていたのも束の間。
出口付近で、工事中のため片側2車線が1車線になる所があるのですが、私はすでにその1車線側=左車線を走っていました。
すると、もう1車線になるというのに、まだ右車線を走る車がいます。
どうも携帯電話に夢中で気づいていない・・・。
これは急に車線を変えてくるに違いないと思って、減速。
案の定、指示器もださずに、急に私の前に入ってきた。
その瞬間!!
今度は後ろの車が私の車を覆うが如く、猛スピードで追い越してきた。
減速した時にぴったりついてきたので後ろも怪しい・・・と思ってたけど。
ほんまに、何もかもがギリギリ。
新緑あふれる風景に、急に三途の川が流れてきたのです。
折しも同じ日の昼下がり。
JR大阪環状線桃谷駅で、目の不自由な老夫婦がホームに転落し、列車にはねられ大けがを負う事故がありました。
列車が到着したと勘違いして、誤って線路に転落してしまったそうです。
ただ、夫婦仲良くお買い物にでかけるだけやったのに。
ご主人は、右腕を奪われてしまった。
これだけ駅ホームでの事故が多い世の中、本当に誰も気づけなかったんやろうか?
ちょっとおかしい、と思った瞬間、「あの・・・」と言うだけで良かったのに。
可動柵だって、どうがんばったって、明日取り付けられるものではない。
ほんなら明日、視覚障害者は命をかけて電車に乗らなあかんのか?
自分の切符代だけで、電車は走ってるんじゃない。
自分の税金だけで、道は出来たんと違う。
自分の大切な人に会いに行くために、目の前の人を大切にせなあかん。
人を思いやる余裕もなくゆき急ぐ人達。
そんな灰色の日常を送る人達に、黄金色の休日を過ごせるわけがない、と思う。