やまといえば

aya

2007年06月11日 05:08

私は、生まれてから~中学校1年生まで、
今住んでる奈良県生駒市にいてたのですが、
今よりももっともっと山の上の方に住んでいました。

とにかくもんのすごい坂を30分は登らんと、
駅、スーパー、学校から家に帰ることができません。

しかも貧乏一家なので、
車もバイクもなく、自分の足で歩くしかありません。

毎日毎日、
お父さんは町のお勤めから、
お母さんはスーパーの買い物から、
お姉ちゃんと私は学校から、
厳しい厳しい坂を30分、
やっとこほっさ~やっとこほっさ~と登って、
お家に帰るのです。

その貧乏で体力をつけられる環境で育ったおかげで、
兼業音楽家を続けられるので、
今となっては山育ちで良かったな、と本当に思います。

・・・話は山を下り、海を渡りますが、
スペイン語で、Montuno(モントゥーノ)、という言葉があります。
山、という意味の、Montana(モンタニャ)という言葉が派生してできた言葉で、
山地の、粗野な、という意味があります。
粗野な、というのは、
山地が不便で地価が安く、お金のない労働者達が住む所、
とされていた所からきてるようです。

も1つ、Montunoって、
ラテン音楽で、ピアノやギターが演奏するパターンの事も指すのですが、
私がピアノを演奏している時間の中で、
おそらく最も長時間弾いているのも、Montunoです。

もともと音楽とは縁遠い私でしたが、
山とはご縁があるようです。